想像以上によかった
スイセンジノリ多糖体こと、サクラン®のサンプルを取り寄せたわけですが、
なにこれ、メッチャいいんですけど。なんでコレ使ってこなかったの?
って後悔するくらいよかった。
サクランはグリーンサイエンス・マテリアルという会社で
作られている原料になります。
通常の多糖体は3種類くらいの糖が含まれていますが、
サクランには11種類もの糖が含まれているほか、11%もの硫酸基を含んだ
とても複雑な構造になっています。
また、他の多糖類に比べ、桁違いの分子量を誇ります。
粘性も高く、増粘剤であるキサンタンガムの4倍、
ヒアルロン酸の80倍の粘性があるとか。
増粘剤いらんレベルで、粘性がでます。
実際に頂いたサンプルはサクランBというもので、
予め水に溶解したものなんですが、すでに緩いゲル状。
一番の懸念点はモロモロがでないかってことだったのですが、
サクランを使った日焼け止めを購入してみて試した結果、
その心配はなさそう。
ジェルってよくモロモロすることがあるのですが、
ジェル化する際に使用するポリマーの影響なんです。
ポリマーってのは単一、もしくは複数の物質が連続して連なった
高分子の物質のことで、多糖体もポリマーに属します。
ヒアルロン酸もポリマーの一種ですが、高濃度だとモロモロすることがあります。
ヒアルロン酸よりも圧倒的に分子量が大きいのにもかかわらず、
モロモロしないのは、なかなか不思議。
原液をそのまま肌に乗せても、ベタベタしないですし、
サラっとした仕上がりになります。
もちろん、モロモロすることもないです。
使用感がマジで最高なんだが。
サクランは負の電荷を帯びており、電気的に肌に吸着することはないです。
ですので、水ですんなり洗い流せます。
一方、塩を含むと粘性が強化されるので、汗で落ちるということはなく
むしろしっかり固定されるという性質があります。
まさに日焼け止めに最適な成分といえます。
サクランを使用している製品はたくさんありますが、
日焼け止めとしてはほとんど使われていません。
これは由々しき事態です。
昨今、花粉だのpm2.5などで肌が荒れるといわれているわけです。
それらを物理的に遮断できるというデータもあるわけで、
これも日焼け止めとの相性がよい話です。
知る人ぞ知るってのもいいですが、もっとその方面に普及して
欲しいなーと思った次第です。
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