エルゴチオネイン
ビタミンC誘導体との併用で高い相乗効果を出すとのふれこみで
日光ケミカルズから販売されているINTENCFY。
表示名称はマンニトール、 エルゴチオネイン
エルゴチオネインは0.5%になります。
エルゴチオネインは希少なアミノ酸で高い抗酸化作用があることで知られます。
非常に高価な原料でして、正直使いにくい成分ではあります。
溶解性には優れているので、加工はしやすいんですけどね。
エルゴチオネインの割合を下げることで、
使いやすい価格帯にした原料といえるかなー
細胞内にストックされるという特徴があり、
酸化への備えとして機能するため、無駄なく使われる成分です。
で、ビタミンC誘導体との相乗効果があるとのことで、
エルゴチオネインが抗酸化作用を示すことで、
ビタミンCが抗酸化で消費しないようにしてくれます。
ビタミンCはコラーゲン合成酵素の補酵素であり、
コラーゲン産生を高める効果があるのですが、
多くは抗酸化作用を発揮してしまいます。
まあ、酸化しちゃうんです。
本来ビタミンCが行う抗酸化作用を肩代わりする効果があるってわけ。
それだけではなくて、高温からビタミンCを守る効果もあるそうです。
ビタミンCは熱をかけると壊れてしまうのはご存じだと思います。
クリーム等を作るときは熱をかけて作りますが、
その際にビタミンC誘導体はだいたい壊れてしまいます。
しかし、エルゴチオネインと一緒にすることで、
ビタミンCの残存率を高めることができるそうな。
また、紫外線照射に対するダメージの軽減効果もあり、
炎症を抑え、ビタミンCの分解を抑える効果があるそうな。
日光ケミカルズはビタミンC誘導体も扱っており、
これらと一緒に使ってもらおうってな魂胆だと思われます。
NIKKOL VC-IP(テトラヘキシルデカン酸アスコルビル)
NIKKOL VC-IPVS(テトラヘキシルデカン酸アスコルビル)
NIKKOL VC-PMG(リン酸アスコルビルMg)
NIKKOL CP(ジパルミチン酸アスコルビル)
NIKKOL VC-PMG P(リン酸アスコルビルMg)
NIKKOL VC-SS(アスコルビン酸硫酸2Na)
ビタミンC誘導体をすべて網羅しているイメージがあったけど、
そうでもないのか。
頑なにビタミンC誘導体は使わないようにしているので、
あんまり関係ない話ではありますが、ビタミンC誘導体って
熱に弱いのなー
ビタミンCはとにかく反応性が高くて、それを安定化
させたものがビタミンC誘導体なので、熱にも強いと思ってたわ。
形状には気をつけたほうがよいかもね。
クリームやジェルだとビタミンC誘導体は壊れているかもしれません。
【関連記事】