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スルホキノボシルジアシルグリセロール

宇宙実験にインスピレーションを得た?!

SEPPPIC社より販売されているSagaciou(サガシオス)という原料のご紹介。

宇宙空間、つまり無重力下で育てた植物は重力下にある状態とは

異なることが判明しました。

研究の結果、植物が正常に育つためにはスルホキノボシルジアシルグリセロール

sulfoquinovosyldiacylglycerol (SQDG)が重要な働きをしていることがわかりました。

宇宙空間ではSQDGが正しく発現されないそうな。

 

SQDGは光合成に深く関与しており、葉緑体のチラコイド膜に多く存在しています。

葉緑体をはじめとする色素体に特異的に存在しているため、動物にはほぼほぼ

存在しない物質です。

SQDGを欠いた植物は地上では問題なく成長するそうですが、

リン欠乏下では生育が悪くなるそうです。

 

SQDGにはヒトの肌にとても有益な効果をもたらすとして、

ヒマンタリアエロンガタという海藻からSQDGを抽出したのが

スガシオスという原料なわけです。

 

表示名称はヒマンタリアエロンガタエキス、プロパンジオール

これまでたるみ改善の主要なターゲットとされていた DEJ( 表皮-真皮ジャンクション)

の強化だけでなく、より肌の深い位置である DHJ ( 真皮-皮下組織間のジャンクション)

をも強化するとのことで、高いたるみ改善効果があるそうな。

確かにDEJはよく聞くけど、DHJは聞いたことなかったな。

浸透(角質層まで)ってルールがあるので、あんまり触れにくい

ところではあるんですよね。

DEJはギリギリ角質層といえなくもないのですが、

DHJは真皮より下になりますからねー

 

どのような実験系か分かりませんし、スガシオスをどのくらいの濃度で

使用したのかも分からないので何とも言えないのですが、

まあ、効果はありそうかな?

 

ヤング率ってなんだろ??

ヤング率とは、材料が弾性領域において、受ける力に対して元に戻ろうとする力、

つまり弾性変形に必要な力を示す値で、考案者のトーマス・ヤングにちなんで名づけられました。

ヤング率は、縦弾性係数ともいい、弾性変形における応力とひずみの間の比例定数をさします。

(Wikipedia参照)

 

なるほど、わからん。

 

弾力性を示すものなのかな?

 

現状、競合商品がないので、面白いかも。

ただ、商社がなー

商社なのに商社を噛ませろっていってくるとこなんよな。

 

間に入るとことが多いほど、抜かれるからね。

少ないに越したことはないのよな。

おそらくリードタイムも長いでしょうから、

扱いにくいかなーという印象。

 

 

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