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ユズセラミドはヒトのセラミドに近い?!

誰が言い出したのかは知らんけど

ユズセラミドは一丸ファルコスの原料になります。

製品名はユズセラミドB、表示名称は水、BG、ユズ果実エキス

部外品の表示はユズセラミドになります。

 

情報源はどこなのか、その真偽も確かではありませんが、

ユズセラミドはヒトのセラミドに最も近いセラミドであると。

植物セラミドの中ではってことなのかな?

ぶっちゃけ、一丸ファルコスはそんなこと一言もいってないのよなー

 

ぶっちゃけ、セールスポイントはそこじゃなくて、

ヒアルロン酸やコラーゲンの産生を高めることで、

抗シワ作用があることが確認されています。

 

また、刺激緩和作用もあること、保湿性の向上などの

データもあり、セラミド云々ってよりも実際の効果を

全面にアピールしている感じではあります。

 

どこの大学かは忘れましたけど、なんか学生が何度調べても

セラミドが検出されないってことを嘆いていました。

 

量が少ないので、普通の検出方法では難しいのかもしれません。

 

ユズセラミドの配合率は0.06%となっており、

推奨量は5%くらいなので、実際に製品に含まれている

ユズセラミドは0.3%くらいになるのかな?

水に溶けているわけですから、当然遊離セラミドではなくて

グルコシルセラミドになるのだと思われます。

 

セラミドの量は規格されておらず、ユズセラミドのうち、

どれだけがセラミドなのかはわかりません。

存在しているかどうかを確認しており、検出されればOKという規格。

 

C24セラミドを指標にしています。

C24とはおそらくは脂肪酸の炭素の数。

クロマトグラフィティすることで、このセラミドと同じ位置に

バンドがくるってのが根拠となっています。

 

まあ、大きさが同じってだけで、必ずしも同じ成分とはいえないんですけどね。

 

同じ植物セラミドのコメセラミドについては構造式を

公開していますが、ユズセラミドについての構造式は

公開されていません。

たぶん調べていないと思われます。

 

巷では、遊離セラミドが含まれている、

ヒトのセラミドに近いセラミドが含まれている

といわれていますが、その根拠は示されていません。

 

まあ、売り手としては都合がいいので、そういうことにしている

って感じなんかなー

 

 

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