化粧品業界におけるAIの利用

その化粧品、AIが作ったものかも

AIの技術進歩は目覚ましく、様々な分野で利用されるようになっています。

加害者から被害者への謝罪の手紙もAIに作らせる時代ですからねぇ・・・

 

ついこの前までは、「そういう時代が近いうちにくるかもね」なんて

話をしていたのに、もう来ちゃってるわけで。

 

実際にこんな使われ方しているってのをご紹介していこうかと思います。

改めて見ても、マジで?って思っちゃいます。

 

①新商品の売り上げ予測

新商品ってのは、売れる根拠があるから作るわけですが、

今までは漠然とした人の感覚に頼っていたわけです。

ですので、どれだけの需要があり、どれだけ売れるのか

ってのは作ってみないと、売ってみないと分からないわけです。

 

全然売れなくて過剰在庫になったり、逆に売れ過ぎて機会損失を招く

リスクがあるのですが、高い精度で予測できれば、それらのリスクを

軽減できるわけです。

 

そんなうまい話があるのかというと、実際に大手化粧品メーカーで

そのAIが導入されているんだとか。

 

②処方の自動生成

条件を指定して、絵を自動生成するAIソフトがあったり、

歌を自動生成したり、文章を自動生成したり・・・

そんな感じで、化粧品の処方を自動で生成してくれるAIが存在するそうな。

 

今までの蓄積した知識と勘で処方を組んでいたところを、

経験の浅い新人でも簡単に処方が組めるようになったと。

まあ、ヒトの移り変わりが激しい業界ですので、

開発の人ではいつでも不足しているのが現状。

 

このAIがあれば、ベテランの開発者もいらないし、

新人を育て上げる必要もなくなります。

まあ、それがいいことなのかといわれたら、

どうなん?とは思いますが。

 

③使用感の予測

今までは実際に試作してみて、使用感を確かめるわけですが、

この使用感を高い精度で予測できるAIがあるんだって。

すでに大手メーカーで導入、運用されているとか。

 

試作前に使用感の予測ができるので、試行錯誤の回数を

大幅に減らすことができるそうな。

 

今のところ、大手企業に限られた話ではありますが、

OEMメーカーとかにも導入されていくのかな?

 

丸っとそのまま使うのではなく、ヒトの手が加わることには

なるとは思いますが、業務の大幅な短縮を行うことになるわけで、

人員の削減は可能となるでしょう。

 

ヒトがいらなくなる時代ってのもそう遠くないのかも・・・

 

化粧品の知識が豊富な人材よりも、AIをうまく使いこなせる人材の

ほうが重宝される時代に片足は突っ込んでいるんでしょう。

 

 

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