新生児から使える化粧水・・・だと?!

ビジネスだとしても、よくない

新生児から使える化粧品ねえ・・・

恐ろしいことしよる。

 

化粧品を販売している会社って基本的には赤ちゃんに使わせたくはない

と考えています。

ぶっちゃけ、何が起こるかわからんし、何か起こった時に責任とれないからね。

しかも大事な我が子に何かあったら、因果関係がなくとも激怒するでしょ?

リスクが大きすぎて、旨味がないわけさね。

 

逆に言えば、市場としてはぽっかり穴が空いている状態で、

ニッチな市場と捉える企業もあるわけで。

あえてそこを攻めるという戦略もありといえば、ありだとは思います。

 

勇気ある決断には賞賛するけども、やり方ってのがあるじゃん?

って話をしていきたいと思います。

 

 

赤ちゃんでも使えるようにする王道の手段は、

余計なものを加えず、可能な限りシンプルな作りにすること。

これってすごい難しいことで、単純に防腐剤やらpH調整剤とか

増粘剤とかを使わないとなると、様々な工夫が必要となります。

 

理想はほぼ水だけど、効果を実感できるもの。

しかも付加価値があり、購買意欲をそそるものである必要があります。

無理難題ですよねー

 

ここを追究している企業もあるとは思いますが、

非常に困難なうえに、見込める利も大きくないので、

通常はもっと簡単な手段を取ります。

 

その方法が抗炎症剤を使うこと。

今回見たベビーローションにはなんと3種類もの抗炎症剤を

使用していました。

そこまでするか・・・と思いましたね。

 

抗炎症剤を使用すれば、誰が使っても肌が荒れることはないです。

だから赤ちゃんが使っても大丈夫って理屈。

 

もちろん、肌荒れやら湿疹などがあり、それを何とかしたい

ってことで敢えて抗炎症剤が入っているものを選ぶのは

全然ありだと思います。

 

しかしながら、新生児のときに抗炎症剤がガッツリ入ったものを

使い続けるのは如何なものか?

 

抗炎症剤は上限が決められており、その上限であれば安全である

といわれています。

裏を返せば、上限を超えると安全ではないって話になります。

 

新生児の体重は成人に比べて1/10程度です。

当然、大人の用量では多すぎるわけ。

グリチルリチン酸2Kを0.1%でも新生児にとっては1%以上と

変わらんわけです。

 

ちゃんと、それを考慮して製品作られているのでしょうか?

 

 

また、赤ちゃんは体の中身も成長過程で完成されていません。

環境に適応する際中なわけですから。

継続的に抗炎症剤が与えられれば、そういう環境に適した体に調整されます。

間違いなく免疫系に影響はでます。

 

その影響が免疫系だけで収まればまだよいのですが(よくない)、

他の部分への影響がないとも言い切れないわけです。

 

基本的には免疫系、内分泌系(ホルモン)、神経系が互いに影響しあって、

体のバランスを調整しています。

新生児であれば、ちょっとした影響が大きくなる可能では否定できません。

 

本当に何が起こるかわからんのです。

 

まあ、現状問題になっていないので、致命的な影響はないのでしょうが、

些細な影響なら「まあええか」とはならないわけで。

本人に意思確認できないんですから。

 

 

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