アンドログラフィスパニクラタ葉エキス
オートファジーの活性を高める原料を探しているんですが、
そんな中で引っかかってきた原料がCIRCALYSになります。
毎度のことながら樋口商会で取り扱っている原料となります。
表示名称は水、プロパンジオール、アンドログラフィスパニクラタ葉エキス
推奨濃度は1~5%
センシンレンという植物からの抽出物でアンドログラホリドというのが
有効成分として規格されています。
おそらく非常に高価でリードタイムもクソ長いと思われます。
こちらの原料はオートファジーを活性化させることが目的ではなくて、
概日リズムに着目した原料となります。
時計遺伝子とかそっち関連の原料ですね。
in vitroではありますが、オートファジーの活性化が1.9倍くらいになるとか。
正確にはLC3-Ⅱというオートファジーが活性化されているマーカーとなるタンパク質が
増えたって話ではありますが。
オートファジーの活性化はあくまで概日リズムを正すことによる
影響の1つにすぎません。
ヒトの体は日中と夜では活性化している遺伝子が異なり、
その制御をしているのが時計遺伝子と呼ばれるものになります。
これは光によってON/OFFがされており、現代人は夜でも明るい
環境下にあることから、概日リズムが乱れているといわれています。
日中は外部の刺激から体を守るための遺伝子が活性化し、
夜はダメージを修復するための遺伝子が活性化されます。
CRYというタンパク質が日中蓄積していき、12時間でピークに達します。
夜になるとCRYは分解されてなくなっていきます。
現代人はCRYが高い状態が続いているといわれます。
つまり夜に修復遺伝子が活性化していないというわけです。
で、このCIRCALYSを使うことで正常にすると。
つまり、昼/夜のスイッチがちゃんと切り替わるように
してくれるというわけです。
まあ、正直にいうと肌だけちゃんとしてもしょうがないんですけどね。
化粧品において時計遺伝子だとか概日リズムとかって相性がよくない。
本来であればサプリメントのほうが適しています。
CIRCALYSはこれだけではなく、気分を上げてくれる効果もあるとか。
幸福ホルモンと呼ばれるオキシトシンがCIRCALYS2%配合のもので、
+82%向上したとのこと。
脳内麻薬と呼ばれるエンドカナビノイドも21%向上、
快楽ホルモンと呼ばれるエンドルフィンも20%向上したとか。
in vivoにおいては幸福感が8%増して、
ネガティブな感情が17%減少したとか。
正直、これが凄いことなのかどうかは分かりかねるかな。
かなりユニークな原料であるのは間違いないです。
あとはクロトー遺伝子を活性化させるとのデータもあります。
おもろいんですけどねー
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