シャンプーありきだからしょうがないんだけどさ。
シャンプーはめっさこだわってるのに、トリートメントはなんか
適当に作ったやろってところが多いと感じてしまう今日この頃。
シャンプーはこだわっているわけで、開発のソースを全部そっちに
投入しているわけなんです。
時間もお金もかかっており、かといってシャンプーだけで出すってわけにもいかず、
突貫でトリートメントも作って一緒に発売するってことになるのが多いから
なんだろうなーと。
シャンプーってこだわっただけ、その反応が返ってくるので
こだわりがいがあるんですよ。
ほとんどの人は自分に合ったシャンプーを探し求めるわけですが、
トリートメントを単品で探すってことは稀だと思われます。
シャンプーが気に入ったらそこのトリートメントも使ってみようかな
って流れが一般的なのではないでしょうか。
●●のシャンプーめっちゃいい!って話はよく聞きますが、
〇〇のトリートメントは最高やで!って話は聞いたことないです。
ノンシリコンシャンプーが流行ったとき、シリコンが如何によくないか
なんて話が流布されたにもかかわらず、トリートメントのシリコンについては
皆寛容だったわけです。
それだけ、トリートメントは気にされていないってことなんだと思います。
ぶっちゃけ、シリコンって最強でして、入れときゃ仕上がりは
ツルツル、つやつやと素晴らしいものになります。
まあ、シリコン自体悪い物ではないので、それでも全然よいのですが、
トリートメントの開発、進化ってのの妨げになっているとは思います。
ノンシリコンで作ったトリートメントです、
ノンカチオンで作ったトリートメントですっていったところで
シリコン入りのトリートメントのほうが使用感はどうしてもよいわけで
コンセプトが消費者に刺さらないどうにもならない。
シリコン+シャンプーで使っている成分って構造になるのは
ある意味しかたがないことなんですけどね。
個人的にはつまんねーもの作ってんなって思いますが。
弊社もなんやかんやで、シャンプーにはめっちゃ力と時間を割いています。
他社製品をたくさん取り寄せて、実際に使ってみたりしたし、
試作も何度も繰り返しました。
トリートメントで同じことしたかっていわれると、できてないです。
とはいえ、こだわりはしっかり詰まっているんでよ。
むしろトリートメント(恵み)のほうが唯一無二の存在で、
うちのヘアケアの要なんですけどね。
こだわりのポイントとしては、美容成分の濃度。
予算の関係で普通は絶対にこんなに入れないって量入っています。
形だけ入っているってやつは1つもないです。
スキンケアレベルの濃度で入っているので頭皮ケアには
どこにも負けないと思います。
ノンシリコンってのにもこだわっています。
シャンプーの洗浄力を抑えめにしているので、シリコン入りだと
ビルドアップが起こってしまう可能性があったためです。
代わりにフノリエキスを配合することで、シリコン入りと遜色ない
仕上がりにすることができています。
あとは刺激性のあるといわれる陽イオン界面活性剤、
うちではベヘントリモニウムクロリドを使用しているわけですが、
1%と最低限しか配合されていません。
ヒト試験において10%以下であれば刺激性は一切ないとのデータがでているので
1/10の量であれば問題になることはないだろうと。
シャンプーにおいてはウチが一番だとは言い難い。
あくまで自分にとってベストなものを作っただけですので。
しかし、トリートメントにおいてはウチが一番だと自信を持って言えます。
とはいえ、シャンプーのほうが断然売れているんですけどね。
ままならんもんよな。