もう1つのナチュセラローション
【成分】水、ペンチレングリコール、BG、アスコルビン酸、チャ葉エキス、ナイアシンアミド、アスペルギルス培養物、オトギリソウ花/葉/茎エキス、サトザクラ花エキス、ドクダミエキス、ビルベリー葉エキス、ヘキサカルボキシメチルジペプチド-12、ムラサキ根エキス、豆乳発酵液、フルボ酸、リンゴ酸、クエン酸、クエン酸Na、グリセリン、エタノール、フェノキシエタノール、EDTA-2Na
ナチュセラローションは保湿に特化した化粧水で、保湿力は鬼高いです。
もともとナチュセラシリーズは乾燥肌対策を主眼において作ったものです。
ですので、ナチュセラローションは保湿に尖り散らかした化粧水となっています。
ただ、高保湿でない化粧水の要望もあり、現状足りていない機能性を持たせた
化粧水を作ろうってことで開発している、もう1つのローション。
ペンチレングリコールは溶剤。防腐効果があります。
BGは溶剤。ほぼ原料由来。
アスコルビン酸はビタミンC。酸化防止剤。
チャ葉エキスはオリザ油化の紫茶エキス。
このローションの主役をはる成分。
ATP産生の促進、ミトコンドリアの増殖促進とエネルギー産生を高める効果があります。
もともとGHGという特殊なポリフェノールを規格している原料で、
非常に高い抗酸化作用を有します。
そのため、紫外線耐性を高める効果も確認されています。
また、概日リズムを調整する効果も確認されています。
ナイアシンアミドはセラミド合成酵素の補酵素で、セラミド合成を促進します。
抗シワ成分の部外品の有効成分となったためか、すっかり有名な成分になりました。
アスペルギルス培養物は厚生産業のアスペルエキスゴールド。
玄米を麹菌で極限まで発酵させることで得られたエキス。
オートファジー関連の遺伝子発現の活性化が確認されており、
その中でもミトコンドリアに特化したマイトファジーの活性化も確認されています。
機能不全を起こしたミトコンドリアは処理されないと新しいミトコンドリアが作られません。
紫茶エキスの効果を活かすためには、マイトファジーの活性化は欠かせません。
オトギリソウ花/葉/茎エキスはマイトファジーを活性化することが確認されています。
ポーラの研究でマイトファジーを活性化する成分をスクリーニングした結果、
これが最も活性が高かったとのこと。
サトザクラ花エキスはオリザの原料で当初からよく使っている原料。
抗糖化作用がある成分です。保湿効果も非常に高いです。
ドクダミエキスは一丸ファルコスの物を使用。結合型セラミドの産生を促進する
効果が確認されています。抗酸化、抗糖化作用もあるといわれます。
ビルベリー葉エキスは一丸ファルコスのキュアベリー。
こちらも多様していますが、高い抗炎症作用があります。
ヘキサカルボキシメチルジペプチド-12はアクアタイドという原料。
オートファジーの活性化など、老廃物の排出を促すデトックス効果があります。
ムラサキ根エキスは紫根エキス。
抗酸化作用、抗菌作用、抗炎症作用と幅広い効果があります。
有効成分であるシコニンがオートファジーを活性化するという報告もあります。
豆乳発酵液は豆乳を乳酸菌で発酵したもので、イソフラボンを高含有しており
さらにイソフラボンはアグリコン体となっているため、非常に活性が高くなっています。
フルボ酸は最後の有機物で、生物が大地で分解、発酵されていく過程で有機物としては
最後の状態。非常に多彩なミネラルを含んでいます。
リンゴ酸、クエン酸、クエン酸NaはpH調整剤。
グリセリンはアスペルエキスゴールドに含まれているものです。
グリセリンフリーにしたかったんですが、0.05%含まれてしまいます。
エタノールは紫根エキスの原料由来。エタノールでないとシコニン抽出効率が悪いので
しかたがないのです。0.45%含まれます。
フェノキシエタノールは防腐剤。
EDTA-2Naはキレート剤。
正直、シャバシャバで保湿感皆無のようなものになる予定だったのですが、
意外に保湿感があります。
臭いはやっぱり独特の原料臭がします。まあ、それだけ成分が入っていると
思っていただければと幸いです。
そのうち慣れると思います。
オートファジーに振った化粧水なので、効果を実感するまでには
時間がかかるかな?
個人的な感想ではありますが、肌が安定する感じはあります。
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