松の実油にしか含まれない脂肪酸
ボラージオイルをメインとした商品がありまして。
正直、久々に見たなーと。
確かに素晴らしいオイルで、起業したばかりのときは
惚れ込んで絶対使いたいって原料でした。

ボラージオイルとは、ボラージの種子から抽出られたオイル。
ボラージとはムラサキ科の植物で、ハーブの一種。
ヨーロッパでは形状からスターフラワーとも呼ばれています。
和名はルリジサ(瑠璃萵苣)。
瑠璃色の花をつけることに由来しています。
表示名称はルリジサ種子油
特徴としてはγリノレン酸を豊富に含んでいること。
全体の20%くらいを占めており、γリノレン酸を含むオイルでは
最も多いといえます。
γリノレン酸は高い抗炎症作用があります。
アトピーの患者はγリノレン酸が健常者の半分しかないといわれており、
γリノレン酸を補うことで疾患の改善が見られたとのこと。
ナチュセラエターナルオイルに入れたくらいで、他では利用していません。
ボラージオイルを扱っているところは稀で、扱ってたとしても
ロットがデカくて入手が非常に困難だったんですが、
なんとしても!ってな熱量で探してたのにねえ・・・
今となっては、あまりときめかないのはなぜ?
と考えたところ、ボラージオイルよりも良いものを
知ってしまったからなんだろうなって。
それが、松の実油。
製品名はデルマピノレイル
表示名称はゴヨウマツ種子油
松の実油にはピノレン酸という特殊な脂肪酸を14%くらい含んでいます。
これは松の実油にしか含まれないものです。
ピノレン酸はγリノレン酸の異性体になります。
異性体とは分子式は同じなのですが、構造が異なるものになります。
炎症反応の1つにアラキドン酸カスケードというのがありまして、
ピノレン酸はアラキドン酸カスケードを根本から抑える効果があります。
この効果はγリノレン酸よりも断然高いです。
γリノレン酸もアトピーの治療薬として使われるくらい効果が高いわけですが、
それを遥かに凌駕するわけです。
べたつかないし、使用感はメッチャ良いのもポイント高い。
ヘアオイルとしても使えるんでないか?なんて思っています。
もっと使われていてもおかしくない原料なんですけど、
なんで普及しないのか不思議なくらい。
最もおススメのオイルは何?と問われれば、松の実油一択ってくらいなんだけどね。
ロットも1kgから買えるので、オイルとしは非常に小さいですし、
滅茶苦茶高いってわけでもないです。
まあ、オイルの中では高い部類に入ってはきますが、
効果を考慮すればむしろ安いと思います。
ボラージオイルも良いオイルですが、流行ってはいないってことは、
オイルに求められるものってのが需要とマッチしていないってこと?
単に知名度が低いってだけ?
もっと推してかないとなー
とりま原料で売るか・・・?