ゾンビ細胞を除去する

DSM社から販売されているETERWELL™ YOUTHについてのご紹介。
去年の夏頃入ってきたばかりなので、取り扱ってるところはわからん。
ETERWELL™ YOUTHは老化細胞を除去する効果が確認されています。
表示名称はエピロビウムフレイスケリ葉/茎エキス
推奨量は1~3%
エピロビウムフレイスケリはアルペンヤナギと呼ばれるもので、
上図のような植物になります。
アルプス山脈に咲く高山植物で希少なんだとか。
老化細胞は細胞分裂を停止いた細胞のこと。
周りの細胞を老化させることから、ゾンビ細胞ともいわれます。
老化細胞になるのは、紫外線などDNAが損傷し、修正不可能なバグが生じた際に
細胞自ら分裂と停止させることで起こります。
遺伝情報が本来とは異なる状態になり、「異物」となります。
これを増やさないための防衛反応になります。
なお、分裂が停止されなかった細胞はガン細胞と呼ばれます。
老化細胞は免疫細胞に処理されるか、アポトーシスするかのどちらかで
処理されます。
老化細胞が感染するように見えるのは、老化細胞が免疫細胞を集めるために
サイトカインを放出させるため。
このサイトカインが炎症を誘発し、その余波を受けて周りの細胞が
ダメージを負い、分裂を停止してしまうからです。
紫外線が老化の8割に関わっているといわれるのは、
老化細胞を増やす原因だからってのがあります。
つまり、老化細胞は老化の大きな要因であると考えられています。
今までも老化細胞を除去すると謳っている原料はいくつもありましたが、
この原料は直接的に老化細胞が減少するのを確認している初めての原料となります。
in vitroにて、老化細胞が52%減少し、アポトーシスの様子を
動画で抑えたとのこと。
正常な細胞には影響がなく、老化細胞だけが勝手に消えていくわけです。
同じような手法でガン細胞がアポトーシスする様子を動画におさめたのは
もうずいぶん前の話ですが、ガン細胞は無限に勝手に増えるのに対し、
老化細胞は分裂しないわけですから、サンプルを用意するのが大変なんよ。
おそらくですが、ガン細胞で同様の試験をしても、同じような現象を
確認することができると思われます。
免疫細胞に依存しないので、個人差における効果の差はあまりないってのが大きいです。
免疫細胞に依存する場合、そもそも免疫細胞も弱っているでしょうから、
年を重ねれば重ねるほど、効果が出にくくなりますから。
ヒト試験では、ETERWELL™ YOUTH 3%配合クリームを1日2回使用した結果、
2週間で肌の見た目がマイナス6歳分、3カ月間の使用でマイナス9歳分に換算される変化
が出たのとこと。
3カ月間の使用により、目尻のシワの体積が17%、深さが11%減少するとの結果がでています。
まあ、3ヶ月で9年若返るってのは、誇張すぎるだろとは思いますけども。
ただ、レチノールと比べても遜色ない効果ではあります。
老化細胞って1日で3000個くらい生まれてきて、処理されてるといわれます。
細胞分裂の際のコピーミスが主な原因なんですが、老若男女問わず、
毎日たくさんできるわけ。
ETERWELL™ YOUTHはとても素晴らしい原料ですが、
除去すべき老化細胞なんてのは、肌だけになるわけではないです。
全身いたるところに存在します。
サプリとして摂取したほうがよりよいと個人的には思うわけです。
そこでおススメなのが、ナチュセラF(仮)
東洋発酵のSOLWEED®を100%のサプリメントになります。
アスコフィラム・ノドサム、メカブの2種類の海藻からの抽出で
高分子から低分子のフコイダンを含んでいる原料です。
強力なアポトーシス誘導作用が確認されています。
どうせなら全身の老化細胞を減らせた方が良いと思いません?
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