生まれながらにして、便秘の人はいません。
日ごろの積み重ねが便秘を作り出します。
①排便を我慢する
もちろん、それがすぐに便秘に直結するわけでは
ありません。ただ、我慢を繰り返せば、便意が弱く
なっていきます。
②食の欧米化
もともと日本人は穀物を食べてきたので、
消化に時間がかかるため、腸が長い民族です。
今や食が豊かになり、消化のいいもの、
今まで食べてきていない肉などが増えています。
結果、腸内で腐敗がおき、腸内環境が悪化しています。
③不規則な生活
夜寝るのが遅いと、ホルモンバランス、自律神経の乱れ
から、健全は蠕動運動が行われず、排便力が落ちてしまいます。
④過度なストレス
ストレスも便秘の原因の1つです。
ストレス下では、交感神経が優位になり、緊張状態になります。
腸の動きが抑制されてしまいます。
⑤運動不足
適度に内部に刺激を与えることで、
便意が回復することがあります。
軽い運動を定期的に取り入れることが大切です。
⑥妊娠
赤ちゃんを守るため、女性は蠕動運動を抑制します。
もちろん病気ではないのですが、出産後も便秘が
治らないケースが多いです。
⑦月経前症候群(PMS)
排卵から月経開始までの時期に現れる、
身体的な症状の1つに便秘があります。
この時期は黄体ホルモンが優位になります。
蠕動運動を抑制し、大腸での水分吸収を活性化
させるので、便が固くなります。
⑧病気の影響や薬の影響
甲状腺の病気は便秘になりやすいと言われます。
また、抗鬱剤も副作用として便秘傾向にあります。
便秘と下痢を繰り返す場合は、大腸がんの恐れがあります。
⑨加齢
神経細胞の減少、腸壁の弾力性の低下、蠕動運動の低下など、
様々な要因で、排便力が弱まります。
⑩季節の変化
1月~2月は冷えにより、便秘になる傾向が高まります。
8月は水分不足で便が固くなり、便秘になりやすいそうです。